95回目を迎えた三重県中央メーデー＝津市内（三重テレビ放送）

　賃上げなどを訴える労働者の祭典「三重県中央メーデー」が27日、津市で行われました。 　県内の労働者の生活と権利を守ろうと連合三重が毎年行っているもので、95回目を迎える今年は、県内の企業や団体の労働組合員やその家族など約1100人が参加しました。 　式典では、連合三重の番条喜芳会長が「労働者が大勢で団結すれば道をひらくことができる。この機会に労働組合の必要性について改めて考えてほしい」とあいさつしました。 　三重県の一見知事は、人手不足によって倒産企業が増える可能性について触れ、「人材確保対策課を県庁につくった。多くの世代に活躍してもらうことが重要」と話しました。 　また、中小企業を中心とするさらなる賃上げの実施や、能登半島地震の被災地復興に向け継続的な支援活動を行っていくことなどを盛り込んだ「メーデー宣言」を採択しました。 　参加した人は「いろいろな所から集まることで、活動への元気と意欲がわく」などと話していました。