資産運用を始める前に要チェック!絶対に覚えておきたい資産運用の3大原則
NISAやiDeCoを始めるとき、「資産運用の3大原則を絶対に覚えておいた方がいい」とファイナンシャルプランナーのfumicoさんは著書『NISA&iDeCoはじめます! ファイナンシャルプランナーが教える正しいお金との向き合い方』(KADOKAWA)で主張しています。一体どういうことでしょうか? この理由を、fumicoさんと投資が気になっている新名彩さん、井出好海さんの2人との会話形式で紹介します。
資産運用の3大原則は「長期・積立・分散」
fumicoさん「突然ですが、資産運用には3つの大事な原則があるんです! 一体、何だと思いますか?」 新名さん「本当に突然だ! 『3つの特徴』の次は『3つの原則』!? 」 井出さん「朝・昼・夕必ず確認するとか?」 fumicoさん「資産運用の3大原則は、『長期・積立・分散』だと言われます。この3つは本当に大事なので、必ず覚えてくださいね!」 新名さん「『長期・積立・分散』……テストに出そう!」 井出さん「ということは、やっぱり短期間でお金を増やすのは難しいんだね」 fumicoさん「短い時間でお金を増やせるかどうかは運次第。つまりギャンブル的な要素が強くなってしまいます。お金を増やそうと思ったら、焦らず時間を掛けることが何よりも大事です」 新名さん「どのくらいの期間を目安に考えればいいですか?」 fumicoさん「ライフイベントによって準備期間は異なりますが、景気には波がつきもので、いい時もあれば悪い時もあります。老後資金などたくさんお金を準備したい場合は、20年程度の時間を掛けられると安心ですね」 井出さん「20年か~。そう考えると、早めに準備を始めた方がいいね」 fumicoさん「投資の知識や経験がない方であっても、時間は誰もが持つことのできる最大の“武器”なんですよ」 新名さん「『分散』というのは、株式と債券など、投資対象をいくつか持つということですか?」 fumicoさん「投資対象の『資産』を分散するだけでなく、『地域(日本国内、先進国・新興国など)』や『通貨』も分散した方がいいですね。そして投資する『時間』を分散することも大切です」