関東から九州は再び梅雨空 12日~13日は九州北部で大雨のおそれ 蒸し暑さ続く
この先は、前線が南下し、関東から九州は梅雨空が戻るでしょう。12日から13日は九州北部を中心に大雨のおそれがあります。梅雨末期の大雨にご注意ください。猛烈な暑さは一旦落ち着きますが、蒸し暑さが続くでしょう。熱中症にも引き続き、注意が必要です。
10日~14日の天気
この先もまだ梅雨空となる所が多い見込みです。10日から11日にかけて、梅雨前線が日本海から東北南部に停滞するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となる見込みです。 10日は北海道は晴れ間がありますが、東北から九州にかけて曇りや雨の所が多くなりそうです。11日は前線がやや南下するでしょう。北海道や東北は晴れ間が出る見込みです。北海道は16日頃にかけて大体晴れるでしょう。東北は13日頃にかけて晴れ間が出ますが、その後は再び梅雨空が戻りそうです。 関東から九州は、この1週間、曇りや雨のすっきりしない空模様が続くでしょう。12⽇から13⽇頃は、前線の活動などの状況によっては、九州北部地⽅を中⼼に警報が出るほどの⼤⾬になるおそれがあります。その後も前線が停滞するため、さらに総雨量が多くなる所がありそうです。 これまでのような猛烈な暑さは明日10日以降は、一旦落ち着き、最高気温が35℃以上の猛暑日の地点は少なくなりそうです。12日と13日頃は関東から九州も30℃に届かない所が多いでしょう。ただ、湿度が高めで、蒸し暑さが続きそうです。熱中症には引き続き注意してお過ごしください。
17日~22日の天気
2週目になると、いよいよ梅雨明けが気になる時期です。7月4日に日本気象協会が発表した梅雨明け予想によると、九州北部、九州南部、中国地方は20日頃、四国、近畿は21日頃、東海、関東甲信、北陸は22日頃の予想です。今後の梅雨前線の動きによっては、まだ梅雨明けの予想が変わる可能性もありますが、あと数週間後には梅雨明けとなっている所が多いかもしれません。ただ、梅雨末期は、過去にも大雨による大きな被害が発生したこともあるため、今後も梅雨前線による大雨に注意が必要です。 また最高気温は関東から九州は連日30℃以上で、東北や北陸も20日前後は30℃くらいまで上がりそうです。関東から九州は、朝晩も25℃を下回らない日も出てくるでしょう。夜間の熱中症にもお気をつけください。
日本気象協会 本社 小野 聡子