「サンタクロース」の「年収」はどれくらい? 現実と伝説の両面から徹底考察
クリスマスが近づいてくると、サンタクロースを街中で見かける機会が増えるかもしれません。 日本ではサンタクロースの仕事をしている人はほとんどいないようですが、海外ではサンタクロースとして働いている人もおり、年収がどのくらいか気になることもあるでしょう。 今回はサンタクロースの年収について、現実と伝説の両面から考察をしていきます。公認サンタクロースについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
サンタクロースの年収
サンタクロースとひとまとめにしても、実際には以下の3つのように分類されると考えられています。 ・現実で働くサンタクロース ・伝説上のサンタクロース ・公認サンタクロース 今回はそれぞれのサンタクロースの年収がどのくらいなのか、実際の例や仕事内容を基に計算していきましょう。 ■現実で働くサンタクロース 現実で働くサンタクロースの平均年収は、4万7564ドルになるようです。日本円に換算するとおよそ730万円(2024年12月現在のレート)になり、アメリカの平均年収のおよそ半分になるといわれています。 現実で働くサンタクロースがショッピングモールに出る期間は、11月初旬からクリスマスまでになるようです。この期間中は6時間から12時間以上椅子に座って働くことが求められており、12時間の勤務でおよそ274ドルになると考えられています。 日本円に換算すると4万2000円ほどとなりますが、この金額はサンタクロースとして働くにあたっては、低い金額と考えられていることも覚えておくとよいでしょう。 ■伝説上のサンタクロース 伝説上のサンタクロースの仕事内容ですが、イメージの中で考えられるのは以下の4つがあげられます。今回はe-Statに掲載されている「令和5年賃金構造基本統計調査」の金額を参考に、年収を計算してみました。 ・プレゼント調達 ・トナカイの世話 ・手紙の執筆 ・プレゼント配り まずはプレゼント調達ですが、この部分を営業と考えた場合の平均年収は496万2500円です。1ヶ月すべてを費やしているわけではないと仮定し、毎月15日稼働で計算する場合は、250万円程度の収入になる可能性があります。 トナカイの世話については、1年を通して行う必要がある仕事と考えられるでしょう。 同調査に掲載されている農林漁業従事者の年収は374万3900円となりますが、実際に何かを販売しているわけではないため、この分をすべて受け取れているわけではないと考えられます。そのため、今回は年収300万円と仮定しました。 手紙の執筆はライティングと仮定し、収入の目安は副業レベルで60~100万円程度になるようです。今回はこの部分を100万円として計算します。 最後にプレゼント配りですが、この部分は近しい職種がありません。また、伝説上の話なので、厳密に計算するのは難しい部分といえます。そのため、今回は航空機パイロットの年収である1779万400円と輸送従事者の年収324万3100円を参考としました。 この結果、伝説上のサンタクロースの年収は約2753万円になる可能性があります。ただし、これらはあくまで日本においての場合であり、国や仕事内容によっては大きく異なる場合があるといえるでしょう。 ■公認サンタクロース 公認サンタクロースとは、デンマークの首都コペンハーゲンのグリーンランド国際サンタクロース協会が認定するサンタクロースのことを指すようです。公認サンタクロースになるには、資格を満たしたうえで試験に合格する必要があるとされています。 公認サンタクロースとして働いた場合、収入は発生しないようです。あくまでも報酬は子どもたちの笑顔や感謝の声になると覚えておきましょう。
サンタクロースの年収は現実でおよそ730万円、伝説上で約2753万円と考えられる
サンタクロースは大きく分けて、現実で働くサンタクロース、伝説上のサンタクロース、公認サンタクロースの3種類に分かれます。公認サンタクロースに関しては、収入は発生しないとされています。 現実で働くサンタクロースに関しては年収およそ730万円で、アメリカの年収の約半分程度の金額になるようです。伝説上のサンタクロースの仕事を現実に置き換えると激務であると考えられるため、この金額でも安いと感じる可能性は十分にあるでしょう。 出典 e-Stat 政府の総合統計窓口 令和5年賃金構造基本統計調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部