「何より僕の仕事がなくなっちゃうから…」冗談交え内田氏が喜び

最年少ながら高パフォーマンスを見せる高井幸大【写真：(C) AFC】

　大岩剛監督の率いるU-23日本代表は、カタールで開催されているAFC U-23アジアカップで決勝に進出し、見事にパリ五輪出場権を獲得した。元サッカー日本代表DF内田篤人氏は、自身がMCを務めるスポーツチャンネルDAZNの「内田篤人のFOOTBALL TIME」で、「何より僕の仕事がなくなっちゃうから、パリでの。なでしこは（出場を）決めていましたけど、こっちも決めてくれて良かったです」と、パリ五輪取材がすでに決まっているなか、後輩たちが五輪出場を決めてくれたことに安堵の表情を見せた。 【動画】「世界に見つかった」　19歳高井幸大が危機を救う“ビッグブロック”の瞬間 　大岩ジャパンはイラク代表との準決勝を2-0で勝利して、8大会連続での五輪出場を決めた。内田氏の仕事も確保したU-23日本代表だが、最終ラインの一角に入るDF高井幸大（川崎フロンターレ）について内田氏は「（プレーが）良かったです。成長しまくりです、高井は」と、評価した。 　この日、ゲスト出演していたJリーグチェアマンの野々村芳和氏も「ちょっと引かれた時に後ろでどう優位性を出すかという時の高井くんの持ち出しとか、配球とかがセンスあるなと思いました」と、攻撃面での貢献について言及した。 　内田氏は「一番ビックリしたのは、U-20代表の時からずっと見ていて、ボールに行くと『不安だな』と見ていたのですが、すごいカバーリングもするし、ヘディングも全部勝つ。（初戦で退場して出場停止になっていた）西尾（隆矢）が今回、戻ってきたからどうセンターバックをイジるのかなと思っていたけど、この2人がやっぱり頑張っていたから、（大岩）剛さんは高井を外さなかったですね」と、大会を通じて安定したパフォーマンスを示している選手たちでの戦いを継続したことも評価した。 　3日の決勝戦では、U-23ウズベキスタン代表と対戦する。内田氏は大会前から「ウズベキはやるよ」と言っていたが、この相手に勝って優勝すれば、パリ五輪ではグループDでパラグアイ、マリ、イスラエルと同じグループになる。敗れて2位になった場合は、スペイン、エジプト、ドミニカ共和国と同組になる。 　内田氏は「イスラエル、ゴリ強ですよ。マリともこの間（3月22日に）やって（1-3で敗戦）、強いんですよ。グループCに行っても、スペインがいるし。エジプトとかも強そう。どこ行っても…（相手は強い）ですね。結局は」と、本大会はどちらのグループになっても難しいことを確認し、「この年代は波があるので。あまりアテにならない。あの世代は強かったけど、この世代とかはあるのでA代表とは違う」と、名のある強豪が強くないことや、強豪国と認識されていない国が強いこともあると語った。