ロッテ・二木康太、800万円減の2700万円でサイン「このまま終わりたくない」 2年連続で1軍登板なし
ロッテ・二木康太投手(29)が19日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、800万円減の2700万円でサインした。鹿児島情報高から入団11年目の今季は2年連続で1軍登板なしに終わり、危機感を募らせた。 「2年間なにも働いていないのでやるしかない。なんとか1軍でなげたいのと、このまま終わりたくない。なんとか1軍でがんがん投げられるようにしたい」 2020年に自己最多の9勝を挙げて21年には開幕投手を務めた右腕だが、昨季は開幕直前に右太ももの肉離れで離脱するなどシーズンを通してけがに悩まされ、今季も状態が思うように上がらず1軍では登板することができなかった。イースタン・リーグでは19試合で4勝2敗、防御率3・62だった。 「夏場から少し状態も良くなくて試行錯誤しながらの1年。いつも春先に良くなくて、そこから上がってくるのですが、今年はそれがあまりなくて。ずっと良くしようともがいていた。その中でシーズンが終わってしまった」 オフは瞬発系のトレーニングを増やして新たな取り組みを始めた。返り咲きに向けて「今年はコンディションも100%万全とはいえない、完璧ではなかった。1年間やってどこも痛いところがない野球選手はいないと思う。その中でもできることができなかった。来年は新しいことにも取り組みながら、やっていきたい。ここ何年間かは危機感もちながらやっている。毎日自分のできることをしっかりやって結果につながればいい」と意欲を燃やした。