ぜひウチへ! 現在フリーの“最強”外国人監督(10)英国屈指の戦術家! スタジアムに頻繁に現れるのは?
監督交代はチームの状況を大きく変える大チャンスである。欧州主要リーグも2023/24シーズンの後半に突入し、間もなくアフリカとアジアで大きな国際大会が終わろうとしている。多くのチームが監督交代を試みることが予想されているこのタイミングで、今回は今すぐに招聘が可能な現在フリーの立場にある世界有数の監督を紹介する。
グレアム・ポッター 生年月日:1975年5月20日 前職:チェルシー監督 昨年4月にチェルシーの監督を解任となったグレアム・ポッターには同情せざるを得ない。新オーナーとなったタイミングで、クラブの内部が大きく入れ替わり、選手も飽和しているあの状況で成績を残せる指揮官は誰も存在しないだろう。 ポッターの名前が一躍有名となったのが、スウェーデンのエステルスンドでの大躍進だ。彼が監督に就任した時点で同クラブは4部に沈んでいたが、5年で1部昇格に導くと、2017/18シーズンにはUEFAヨーロッパリーグ(EL)に出場。ラウンド32ではアーセナル相手に奮闘するなど、4部だったクラブを漫画のような快進撃に導いた。 2019年夏に監督に就任したブライトンには、それまでのクラブとは真逆のアイデンティティを浸透させ、最終ラインからボールを繋いで相手を崩すポゼッションサッカーに移行。毎シーズンのように残留争いに巻き込まれる中でも、主将のルイス・ダンクをはじめ多くの選手のビルドアップ能力が劇的に成長した。現在ロベルト・デ・ゼルビのもとで成長を続けているブライトンだが、ポッターの指導がなければイタリア人指揮官のもとで成功していたとは限らない。 チェルシーの監督就任は彼にとって大きな挑戦だったが、不運が重なったこともあり、あっという間に解任されてしまった。それ以降、フリーが続いているが、最近になってプレミアリーグでの試合で目撃情報が相次いでいる。これは現場復帰に意欲的だということをアピールするものなのだろうか。
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