ヤクルト・武岡龍世、決勝二塁打 サンタナのジェスチャーに感謝「緊張がほぐれた」
(日本生命セ・パ交流戦、オリックス4-5ヤクルト、3回戦、ヤクルト2勝1敗、16日、京セラ)「9番・二塁」で出場したヤクルト・武岡龍世内野手(23)が、決勝二塁打を放ち、チームを勝利に導いた。 【写真】ヤクルト・青木宣親、球界野手最年長42歳が勝利呼び込む盗塁 九回に同点に追いつき、なお2死一塁。初球で一走の青木が二盗に成功した後に、マチャドが投じた4球目を捉えて右翼線に運んだ。二塁ベース上では右拳を突き上げ「僕が決めてやろうというふうに、打席に入っていた。最高に気持ちいい」と声を弾ませた。 仲間の〝気遣い〟が決勝打を生んだ。打席に入る前に、武岡がふとベンチを見ると、普段から打撃のアドバイスをくれるというサンタナが、「リラックス」を示すジャスチャーを送っていた。5年目の左打者は「ミンゴ(サンタナ)が、『力抜けよ。リラックス、リラックス』とやってくれていて、それで緊張がほぐれた。そこからっすね、ちゃんと(打席に)入っていけたのは」と感謝した。 この日は父の日。小さい頃に、熱心に野球を指導してくれたのが、父・克明さんだった。武岡は「おやじがいなかったら今はないと思う。すごく感謝しています。(この後)お礼の言葉を伝えようと思う」と笑顔。最高の結果を父にプレゼントした。