映画『美しき仕事 4Kレストア版』 © LA SEPT ARTE – TANAIS COM – SM FILMS – 1998

フランスが誇る孤高の映画作家クレール・ドゥニが1999年に発表した幻の傑作が公開される。この度、映画『美しき仕事 4Kレストア版』の予告映像と場面写真が公開された。 『パリ、18区、夜。』『ハイ・ライフ』などのクレール・ドゥニが1999年に発表し、ヴィム・ヴェンダース、ジム・ジャームッシュらにも高く評価されながら日本では劇場未公開となっていた本作は、2022年度に発表されたSight&Soundの「史上最高の映画」で7位にランクイン。『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督、『aftersun／アフターサン』のシャーロット・ウェルズ監督も本作の影響を受けたことを公言しており、再評価の機運が高まっている。 仏・マルセイユの自宅で回想録を執筆しているガルー。かつて外国人部隊所属の上級曹長だった彼は、アフリカのジブチに駐留していた。暑く乾いた土地で過ごすなか、いつしかガルーは上官であるフォレスティエに憧れともつかぬ思いを抱いていく。そこへ新兵のサンタンが部隊へやってくる。サンタンはその社交的な性格でたちまち人気者となり、ガルーは彼に対して嫉妬と羨望の入り混じった感情を募らせ、やがて彼を破滅させたいと願うようになる。 主演を務めるのは、『汚れた血』『ポンヌフの恋人』などのレオス・カラックス作品の常連として知られるドニ・ラヴァン。 映画『美しき仕事 4Kレストア版』は、2024年5月31日(金)より全国順次ロードショー。