艶リネンスーツの夜には夜の「タイドアップ術」
艶リネンスーツの装いにおいて、ご案内したいのが、ドレスアップの真骨頂たるタイドアップスタイルです。当然昼間のソレとは選びもこなしも違います。なにせ華やぐためのタイドアップですからね。
ビシッとキメているのに危険な薫り。それが「夏夜専用タイドアップ術」
モダンかつ奥行き感のある柄が上品な華やかさを醸し出すプリントタイ。7つ折りのセッテピエゲの柔らかな風合いにもイタリアの色気が薫る一本です。 タイ3万9600円/アット ヴァンヌッチ、スーツ8万8000円(オーダー価格)/麻布テーラー、シャツ3万1900円/エリコ フォルミコラ×シップス、チーフ7920円/パオロ アルビザッティ、サングラス2万9810円/レイバン、時計152万9000円/オメガ、ブレスレット141万200円/ビジュピコ、リング80万3000円/カーレックス
【Point1】 夜には夜のタイドアップ術で
タイの締め方はプレーンノット一択。ですが、仕上げに盛り感やヌケ感を与えることで、こなれた雰囲気を作り出すのが夜の作法。
ノンシャランを装う「小剣ズラし」
こなれた華やかさ薫る「ダブルディンプル」
色気をチラ魅せする「ボタン開け」
【Point2】 いま締めるならペラリな艶タイ
タイの選びは、フワッと華やぐペラリな柄プリントタイでキマり。マットな質感なら、ドライな艶リネンスーツとの相性も抜群なのです。
【1】 アーカイブ柄を再構築したセッテピエゲ 英国エバンス社のアーカイブからセレクトされた柄を、イタリアらしい配色で再構築したプリントタイ。作りは同ブランドの代名詞たるセッテピエゲ。 【2】 スカーフ柄を転用した軽やか~な艶タイ ネッカチーフやスカーフに用いられていたプリント柄を、タイに落とし込んだ一本。黒ベースながら、軽いシルク素材で軽快な印象に。 【3】 涼やかにしてどこかレトロなプリントタイ 北イタリアはコモ発のファクトリーによる軽妙なプリントタイ。オフ白ベースのモダン柄が涼やかな華やぎ感を演出します。
カラーピンで結び目もっこり
ペラリな艶タイは、結び目をもっこりと盛り上げることで、さらに華やぎ感が強調されます。その際役に立つのが、襟に付けてノットを持ち上げるカラーピン。 2024年7月号より ※掲載商品はすべて税込み価格です 写真/人物・谷田政史(CaNN)、静物・蜂谷哲実(hachiya studio) スタイリング/村上忠正、土屋大樹 ヘアメイク/古川 純 文/竹内虎之介(シティライツ) 編集/津坂泰輔、井原宏太(ともにLEON)