日本が「2023年世界金融危機」の震源になりかねない理由
「中央銀行が数十年にわたりゼロ金利やマイナス金利を維持してきた日本は、世界で最も深刻な脆弱性を抱えている国かもしれない」とケネス・ロゴフ氏は指摘する。写真は日銀の黒田東彦総裁(写真:ブルームバーグ)
国際通貨基金の元チーフエコノミスト、ケネス・ロゴフ氏(ハーバード大学経済学・公共政策教授)は、2023年の世界経済の見通しをどのようにみているのか。同氏は、まず世界的な金融危機の発生源として、GDPの260%に相当する債務を抱える日本の財政の危うさを指摘する。ただし制御可能なものであり、「金融危機を伴わない世界同時不況であれば、今後の景気後退が予想よりマイルドになる」と結論は楽観的。原題は The Looming Financial Contagion 。© Project Syndicate 1995-2023
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ケネス・ロゴフ