甘みたっぷり「秋星」初出荷 JA金沢市 県産リンゴ生育順調
●12日夕にも店頭に 県産リンゴ「秋星(しゅうせい)」の出荷は11日、銚子町のJA金沢市東部集出荷場で始まり、農家8軒が持ち込んだ赤い大玉約700キロが箱詰めされた。猛暑の影響が心配されたが、例年通り甘みや大きさは順調に生育しているという。12日夕方にも県内の店頭に並ぶ。 秋星は酸味と甘みの程よいバランスが特長で、同JA管内では26軒が約1・12ヘクタールで栽培している。9月の強風で落果や倒木の被害を受けたものの、出荷量に影響はないとみられ、甘みたっぷりに仕上がった。色付きも良好だという。 集出荷場では生産者が色や形、傷の有無を確認して箱詰めした。今月末までに前年比800キロ増の約16トンを出荷する。同JAりんご部会の高木孝部会長(75)は「そのまま食べるのが一番おすすめ。濃厚な味わいを楽しんでほしい」と話した。