「アンタ大丈夫か?」パパ活騒動で国会を追われた宮澤博行を救ったあの「大物女性大臣」のメール
岸田総理に言いたいこと
―辞職時には? 「その時も高市さんは、『早まらないでね』とメールをくれました。辞職の4日後にも『その後、心身の状態は大丈夫ですか』と案じるメールがあった。『今からラーメン食べます。最後の東京の夜です』と返信したら、『ラーメン食えたら大丈夫やな』って。あとは小野寺五典元防衛相や、小倉將信前少子化担当相も辞職時に温かい言葉をかけてくれた。スネに傷のある人は優しいですね」 ―9月の自民党総裁選はどうなると思いますか。 「さすがに岸田総理が再選したら、自民党はおしまいですよ。'17年に外相だった岸田さんが7日間だけ防衛相を兼務した時、政務官として仕えたのですが、『この人すごい』と思ったのは岸田さんの答弁です。あれだけあいまいな言葉で延々と説明を繰り広げられるのは一つの能力だとは思います。ただし、それはトップリーダーに必要な才能ではないですよね」 ―最後に、今のご心境を教えて下さい。 「高市さんが、経済安全保障上の機密情報を扱う民間事業者らの身辺調査をする『セキュリティー・クリアランス制度』の創設にこぎつけましたが、党内の勉強会で、私は『異性関係』の調査も入れたほうがいいと高市さんに進言したんですよ。ところが、それに自分が引っかかってしまった。正直に正直にと生きてきたら、欲望にも正直になってしまいました。 これからは、欲が生まれないような生活をしていかなければなりません。今は家族と過ごす穏やかな時間のありがたさを痛感しています」 (取材・文/峰田理津子) 【もっと読む】『「いったいどこから…」武道館に1万人が大集結!岸田総理を取り囲む「謎の組織」の正体とは…!』 「週刊現代」2024年6月29日・7月6日号より
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