住宅損壊被災者に神棚無償提供 富山県神社庁「心のよりどころに」
富山県神社庁は、能登半島地震で住宅が損壊した県内の被災者に、神棚を無料で配る取り組みを始めた。木曽ヒノキ製で限定200世帯とし、震災で苦しんだ人々に心の安定と安らぎにつなげてもらう。 神棚は高さ31センチ、幅17・5センチ、奥行き6・5センチで背面に「神宮」と焼き印が押されているほか、正面に飾りの金具が取り付けられた。同庁によると、震災後、引っ越しなどにより、神棚を片付ける家庭が増えたことから企画した。 担当者は「身近な存在である神棚を置くことで、心のよりどころにしてほしい」と話した。 問い合わせは、県神社庁災害対策本部室、電話076(432)7390。