衆議院に解散から一夜明けた10日。27日の投開票日にむけて事実上の選挙戦がスタートしました。 木原稔さん 「バッジをはずして、地元熊本に改めて帰ってきたところであります」 　熊本1区からの立候補を予定している自民党の木原稔さん。岸田内閣では、防衛大臣を務めていたため、先週から1年ぶりに辻立ちを再開しました。 　ライフワークの防衛政策を語る一方で… 木原稔さん 「政治に対する不信感、あるいは自民党に対する信頼が損なわれるような事態が発生してしまっていることは、同僚議員として深くおわび申し上げるところです」 　派閥の政治資金をめぐる問題について陳謝しました。 　熊本1区から立候補を予定する立憲民主党の新人の出口慎太郎さん。10日は、立憲民主党を支援する労働組合の関係者が集まる会議などを回り政策を訴えました。 出口慎太郎さん 「野田代表を中心に、社会全体の経済の底上げ、みなさまの可処分所得の底上げ、そして政権交代にむけて、一致団結して頑張っております。必ず議席が取れるよう、一生懸命、残り期間努力してまいります」 　木原さんに対して、まだ知名度が足りていないとして、街頭演説などを重ねていきたいといいます。 　熊本1区では、このほか、参政党の新人、重松貴美さんも立候補を予定しています。 重松貴美さん 「県民のみなさまに日本の問題、熊本の問題、現状を知ってもらい気づいてもらい、国民が政治に参加する参政党という新しい選択肢があることを強く訴えたい」 　また、10日夕方、日本維新の会の馬場伸幸代表が熊本市を訪れ、街頭で演説。政治改革の実現を訴え、比例票の掘り起こしのため支持の拡大を呼びかけました。