巨人・山崎伊織「忘れられない」昨年4月8失点…16日の阪神戦先発で甲子園リベンジ誓う
巨人の山崎伊織投手(25)が15日、先発する16日の阪神戦(甲子園)でのリベンジを誓った。G球場で短距離ダッシュなどを行って最終調整後、関西へ移動。昨季3登板で0勝2敗と苦しんだ敵地での阪神戦に向け、「(チームは6連勝中と)いい勝ち方が続いているので続けるように、週の最初なのでしっかりとしたピッチングを」と、鬼門突破とチームの連勝継続へ力を込めた。 【動画】拍手で送り出される先発の山崎伊織 昨年4月27日の同カードでは2回1/3を投げて8失点。チームは0―15で大敗した。「忘れられない試合ではある」と当時の悔しさは胸にしまってある。昨季、甲子園での阪神戦は防御率6・06と相性は良くないが、「相手がどこでも、場所がどこでも、先発としてしっかり仕事ができるように頑張ろうと思います」とカード初戦を託される投手として自覚を込めた。 背番号19に続き、17日は山崎伊をライバル視する赤星優志投手(24)が今季初先発する。39年前、1985年の「4・17」は、バース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発が飛び出した日。同じ日付、同じ曜日に伝統の一戦が行われるのは、あの時以来だ。GTにとって運命の日に先発する右腕は、防御率1・93と昨年の阪神戦は好相性だったが、6回3失点だった9月14日には目前で優勝を決められた。山崎伊、赤星だけでなく、昨季同カードで3戦3敗だった18日先発の菅野もまた、リベンジに燃えている。 先陣を切る山崎伊は「先頭打者を出さない、長打をなるべく打たれない、カウントを優位に進める、この3つをテーマにしたい」と虎封じのイメージを描いた。屈辱を味わった3人が、悔しさを力に変え、雪辱を果たす。(水上 智恵)
報知新聞社