チャビ監督 (C)Getty Images

2023-24シーズンのラ・リーガ第21節が日本時間1月19日から1月23日にかけて開催。今週末に行われる今節の注目試合を紹介する。 ■レアル・マドリードvsアルメリア スーペルコパ・デ・エスパーニャを制したレアル・マドリードだが、ミッドウィークにはアトレティコ・マドリードに敗れ、コパ・デル・レイ敗退が決まった。心身ともに疲労への懸念はある。とはいえ、年明けから強豪との連戦が続いてきた中、今節は最下位アルメリアとの対戦。ラ・リーガ4連勝を達成し、コパ・デル・レイ敗退のショックを払拭したい。 対するアルメリアは公式戦10試合勝利なし。リーグ戦では開幕から20試合でいまだ勝利がなく、現実的に残留は厳しいものとなっている。だが、前節は首位ジローナを相手にスコアレスドローに持ち込んでおり、上位陣を苦しめる戦いを見せたい。 ■ベティスvsバルセロナ 今節最大のビッグマッチと目されているのが7位ベティスと4位バルセロナの一戦。ベティス、いやラ・リーガで屈指の輝きを放っているのがイスコ。ここまで3ゴール3アシストを記録しており、前節のグラナダ戦では値千金の決勝点を記録。チームに6試合ぶりの白星をもたらした。6位レアル・ソシエダとは1ポイント差に迫っており、欧州カップ戦出場圏内という目標も現実味を帯びてきている。 一方のバルセロナはスーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝でレアル・マドリードに完敗を喫したことでチャビ監督の去就が一気に騒がれるように。当初からその守備的な試合内容が批判を受けることもあったが、結果も伴わないようになり、解任も現実味を帯び始めている。ミッドウィークのコパ・デル・レイでは3部クラブに勝利したものの、これ以上ラ・リーガで後退が続けばシーズン中の更迭も十分に考えられる状況。すでに首位ジローナとは8ポイント差となっており、これ以上差を広げられるわけにはいかない。 ■グラナダvsアトレティコ・マドリード 今節の最後に開催されるのがグラナダとアトレティコ・マドリードの一戦。ブライアン・サラゴサのブレイクがありながらも、19位に沈むグラナダ。今季はわずか2勝にとどまっており、当然今冬も積極的な補強に動いている。DFブルーノ・メンデスやGKバタージャを迎え入れ、マンチェスター・ユナイテッドのMFファクンド・ペリストリ獲得にも近づいている。ここから逆転での残留を目指すこととなる。 一方のアトレティコ・マドリードは現在5位。スーペルコパ・デ・エスパーニャではレアル・マドリードの前に涙をのんだが、その1週間後のコパ・デル・レイは見事にリベンジを達成。延長戦の末に4-2と勝利し、歓喜を味わった。アントワーヌ・グリーズマンやアルバロ・モラタが好調を維持しており、疲れもあるだろうが、勢いをもってリーグ戦に臨みたい。