菅原由勢が自身の将来について言及…昨夏にプレミアリーグクラブからのオファーが届いていた
AZとの現行契約は25年まで
日本代表DF菅原由勢は、今夏のAZからの移籍が濃厚のようだ。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 現在23歳の菅原は2019年夏に名古屋グランパスからAZに加入。5年目を過ごす右サイドバックは現行契約は25年夏までのため、クラブとしても今夏の移籍市場が一定の移籍金が見込める最後のチャンスとなる。 そんな菅原だが、『Voetbal International』の取材で昨夏に夢であるプレミアリーグからのオファーを受けたことを告白。「良いクラブでした。でもどのクラブだったかは明かしません」と話すと「その時期、マックス・フイベルツFD(フットボール・ディレクター)と良い話をしました。その後、AZに残ることを決めました」と振り返った。 「プロ選手である限り、もちろん野心を持つものです。クラブ幹部もそういうところは理解してくれています。ですが、(移籍の)タイミングが正しくなければいけませんし、関係者全員も同意しなければいけません」 プレミアリーグ以外の欧州主要リーグへのステップアップも選択肢に入れるが、AZへの敬意からオランダ国内の移籍は考えていないと伝えられる菅原。新天地の選択にあたっては「お金でキャリアを決めることはありません。自分のクラブで不満ならお金に何の意味があるのか、ということです」と強調し、次のように続けた。 「AZでは居心地良いですし、ここでヨーロッパでのチャンスを与えてもらい感謝しています。僕はサッカー選手として一歩一歩成長していきたい。それこそ僕のプライオリティです」 「ここ数年間、トップコンペティションに出て行って活躍しているAZの選手たちの例が増え続けています。タイアニ・ラインデルス(ミラン)、トゥーン・コープマイネルス(アタランタ)、サム・ボイケマ(ボローニャ)、アルベルト・グズムンドソン(ジェノア)らを見ると良いでしょう。彼らのキャリアは刺激になります」