左ひじは伸ばすのではなく「ゆるめる」が正解!? 左腕主導でスウィングするコツを実際に試してみた
南秀樹プロが解説してくれた「左腕主導」でスウィングするコツを、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実際に試してみた。
左肩をスウィングの支点にするのが一番シンプルかつ再現性が高い
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。僕は利き手が右で、右打ちのゴルファーなのですが、世の中にはこのパターンのゴルファーが多いと思います。そうなると、どうしても右手を主体にしてスウィングしてしまうんですよね。でも実は左腕でスウィングを作っていくことが、スウィング全体のレベルアップにつながるということが、月刊ゴルフダイジェスト6月号の「主役は左腕!」という記事に載っていました。その記事の中にさらに気になるところがあったので、試してみることにしました。 この記事で指導してくれている南秀樹プロによると「ゴルフのスウィングは、左腕がハンドルで右腕がエンジン」ということです。つまり、左腕をうまくコントロールできないと、右腕のパワーは生かせないということなんですね。英語で左腕は”リードアーム”(先導する腕)と呼ばれているくらい大事で、左肩をスウィングの支点として使うのが一番シンプルで再現性が高くなるそうです。
ではその左腕はどんな軌道がいいのでしょうか。南プロは「インから下ろすのが正しいと思いこむあまり、必要以上にインから下ろしすぎて失敗しているアマチュアが多い」と言っています。これは僕もけっこう意識している部分だったのですが、インから下ろしちゃダメなんでしょうか?
ゴルファーの目線からするとインパクト前後のヘッド軌道は限りなく真っすぐに近いそうです。スウィングは3Dなので、それで実際はイン‐インに動いているそうなんです。過度にインから下ろしてしまうと、切り返し以降クラブは寝て、フェースは開き、インパクトでスクエアにするのが間に合わないということになってしまうそうです。ボールに対して真っすぐアタックする軌道だと、外から下りるように見えてしまうのですが、実はそれが「正解」だそうで、それを目で覚えることが大事なんだそうです。