渓流沿いに風鈴60個 涼を演出―河津七滝観光協会
河津町の河津七滝観光協会は初景滝とカニ滝の周辺で涼を演出するイベント「風涼渓(ふうりょうけい)」を1日に開始する。渓流沿いに手作り風鈴計60個を飾り、涼やかな音色を響かせて行楽客をもてなす。夜間は「カニ滝ナイトウオーク」も実施する。8月末まで。 10年目の今年も七滝茶屋ガラス工房の福司康介さん(46)が「七滝風鈴」を用意した。ねじれを入れてガラスの厚みに変化をもたせ、水の流れを表現した作品で、秋の「滝まつり」に登場する山伏のイメージカラーにちなみ、山吹色の風鈴も制作した。 27日には同協会員約10人が出て、飾り付け作業に当たった。初景滝近くには高さ2メートル余り、長さ約20メートルの木枠を設け、等間隔に風鈴をつるした。鈴木彰治会長は「インバウンド(訪日客)も増えている。日本の風情を感じてほしい」と話した。 ナイトウオークはカニ滝周辺の遊歩道を幻想的に照らし、散策を楽しんでもらう。点灯は日没(午後7時前後)から午後9時まで。荒天時は中止。 問い合わせは町観光協会〈電0558(32)0290〉へ。
伊豆新聞デジタル