米カリフォルニア州のニューサム知事は２８日、インターネットに常時接続するコネクテッドカー（つながる車）を販売する自動車メーカーに、家庭内暴力被害者を保護する対策を義務付ける法案に署名した。ジョージア州アトランタで６月撮影（２０２４年　ロイター/Marco Bello）

Dan Levine　Kristina Cooke [３０日 ロイター] - 米カリフォルニア州のニューサム知事は２８日、インターネットに常時接続するコネクテッドカー（つながる車）を販売する自動車メーカーに、家庭内暴力（ＤＶ）被害者を保護する対策を義務付ける法案に署名した。 車への新技術搭載が進む中、最近は位置情報の追跡や遠隔操作などの機能を使ったストーカー行為や嫌がらせの事例も見られる。 同法案は、車の所有者が接近禁止命令の写しなどを提出すれば、２営業日以内に他者が車にアクセスできないようにする手続きをメーカーに義務化。また、車内から位置情報アクセスを停止できる機能も必要とされている。 州議会は圧倒的多数で同法案を可決。メーカー側は州ごとに異なるモデルを製造しない傾向があるため、同法が他州でも新たな基準として導入される可能性がある。 米国自動車イノベーション協会は、ＤＶ被害者を保護するという目標を支持すると表明した。