「マエストロ」父と娘の断絶理由は「第3楽章の第2主題」 ネットも「それで5年?」「必要な時間」反応様々
10日に放送されたTBS日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」では、ドラマ開始当初から父に対して敵対心丸出しだった響(芦田愛菜)の反抗理由が明らかになった。 この日の「さよならマエストロ」では、響が自身の幼少時を振り返る。ヴァイオリンを習っていたが、ライバルたちからは「指揮者の娘は得」「そんな高いヴァイオリンは買ってもらえない」などと特別視され、実力を認めてもらえなかったことや、年齢が上がるにつれてライバル達に抜かれていってしまい、寝る間も惜しんで練習した日々を大輝(宮沢氷魚)に打ち明ける。 とりつかれたように練習する響に母の志帆(石田ゆり子)は「芸術は戦いじゃない」と休むことを提案するも、それを振り払い練習に打ち込む日々。その結果、15歳のコンクールで「奇跡」というほど完成度の高い演奏を披露できた。 もちろん父・俊平(西島秀俊)も志帆も大拍手。その演奏に感激したことを伝えるも、俊平が最後に「第3楽章の第2主題、少し走ったね。あそこを修正すればファイナルでもっといい演奏ができるよ。頑張って!」と声をかける。 これに響は呆然。「パパは何もわかってない」「もっといい演奏なんてできない。今のが私の最高なんだよ、もう頑張れないんだよ」とつぶやきコンサートホールから逃げ出し、事故に遭い、音楽からも、父からも遠ざかることになった…と説明する。 娘の演奏を認めつつ、指揮者としてさらに良くなる方法を悪気なく言ってしまった俊平と、何もかも犠牲にして打ち込んだ結果を否定されたと思った響。この俊平の一言で、5年もの間、父子は断絶してしまう。響はドラマ開始当初から、頑ななまでに俊平に対して不機嫌を隠さなかったため、ネットでも「なぜそんなに不機嫌なのか」と気にする声が多数上がっていた。 そして今回、その理由が明らかになったが、ネットでは「5年前の事件は、あれであんなことになるかな?と感じたけど、自分も父親の背を追いかけた瞬間があったな、と思い出した」「分かるよ、分かるけどさぁ。それで5年も断絶するなんて何だかねぇ」「心が折れるところまでは理解できるけど、それを父親のせいにして5年も話さないのは異常だし」という声や、「5年は長い。長いけど、二人らには必要な時間だった。。。」と理解を示す声など、さまざまな声が上がっていた。