若者からシニアまで愛される「青春18きっぷ」が実は風俗旅にも合うという〝理由〟
JRグループが春季、夏季、冬季の長期休暇期間に販売している『青春18きっぷ』(以後〝18きっぷ〟に省略)は、JR全線の普通・快速列車の普通車自由席が、5日(回)分乗り放題となるフリー切符である。全国のJR在来線が利用でき、1万2050円というリーズナブルな価格から、根強い人気がある。 【推奨】すごい…「青春18きっぷ」の風俗旅で大人気のあの〝大人のテーマパーク〟 例年は2月上旬までに春季、夏季、冬季の発売の案内がまとめて発表されていた。しかし、今年は6月半ばまで夏季と冬季の期間分の発売についての公式発表がなかったことから、SNS上で「サイレント廃止になるのでは」などと不安の声が相次いだ。結局のところ6月18日、販売期間に若干の変更があったが例年通り夏季用の発売が発表され、安堵の声が広がった。夏季用の発表が遅れたのは、北陸新幹線の金沢~敦賀間の延伸開業に伴って北陸地区の〝おトクなきっぷ〟の取り扱いに改変があったためという。 18きっぷは昭和57 (1982)年3月1日に国鉄(日本国有鉄道)から販売が開始された。当時は『青春18のびのびきっぷ』という名称だった。若い世代の里帰りや鉄道旅行促進を狙った商品であり、発売当初からコスパの良さで人気に。若者向けとして売り出されたものだが年齢制限がないことから、中高年にも愛されるようになる。のんびりと普通列車に揺られる〝スローな旅〟は幅広い支持を得て、40年以上のロングセラーを続けている。 そんな若者からシニアまでに愛される『青春18きっぷ』を使って〝風俗旅〟を楽しむ層が現れているという。風俗ジャーナリストの生駒明氏は「18きっぷは風俗巡りと相性がいい」と語る。 「〝1日乗り放題、乗り降り自由〟という点が、風俗目当ての旅行の際にありがたい。1日に換算すれば2410円。交通費が嵩み、行きづらい遠方の風俗店へも、18きっぷを使用すれば格安で往復できます。浮いた交通費を風俗遊びに回せるので、いつもよりワンランク高額なコースや店を体験する動機にもなります」 生駒氏は18きっぷの風俗旅では、普段は行かない地域の風俗店へ遊びに行くのが賢い使い方だと解説する。たくさん電車に乗ることで元が取れると同時に、いつもと違う〝非日常の世界〟を満喫できるからだそうだ。新幹線や特急列車が停車しない駅を巡る旅が18きっぷにはよく似合うのだという。例えばどんな場所が18きっぷならではの目的地として人気があるのか、生駒氏に具体的に教えてもらった。 「滋賀・雄琴などは最適な場所です。最寄り駅の湖西線『おごと温泉駅』からタクシーで10分ほど、徒歩なら20分ほどで行けます。風光明媚な琵琶湖の景色を楽しめるうえ、ソープ街の近くには温泉宿が並び、ローカルな気分に浸る18きっぷの旅にピッタリ。ソープで遊んだ後、温泉に浸かりリラックスしてから、列車でゆったり帰路に就くは至上の満足感です。 岐阜・金津園も人気です。県庁所在地のJRの主要駅から徒歩約3分という近距離にあるソープ街は全国で金津園のみ。30軒以上のソープが集まる色街で、これほど県名の付く駅の近くにあるところはありません。東海道本線・岐阜駅は普通・快速列車は停まるが新幹線は停車しないので、どこかローカル感が漂っています。ちなみに金津園は駅のホームや電車の中から見ることができます。 鹿児島県の薩摩半島の南端にある指宿(いぶすき)市もオススメ。指宿駅から徒歩15分ほどのソープ『秘宴』では、天然温泉に浸かっての色遊びができます。近くには海岸沿いの〝砂むし温泉〟に入れる施設があるので、こちらも体験してほしいですね。また、鹿児島中央駅と指宿駅を結ぶJR指宿枕崎線には『なのはな』と呼ばれる黄色いローカル列車が走っており、乗車して風俗店に向かえば旅の情緒を存分に味わえます」 有料版『FRIDAY GOLD』では実際に青春18きっぷを使って風俗旅を実践。愛知県から2泊3日で巡った土浦、水戸、小名浜の名物風俗店を紹介している。
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