脚光を避けた素晴らしき才能、ボビー・チャールズに迫る音楽ドキュメンタリー限定公開
音楽ドキュメンタリー「ボビー・チャールズ 極楽の歌」が、12月13日より東京・YEBIS GARDEN CINEMAにて2週間限定ロードショーされる。 【動画】ザ・バンドの解散コンサートも映し出す「ボビー・チャールズ 極楽の歌」予告編 本作では180を超える曲を生み出し、ザ・バンドやボブ・ディランなど数多くのアーティストたちから愛されるも、公の場に姿を現すことを嫌ったボビー・チャールズのルーツをたどる。ウッドストック派を代表するアーティストでありながら、人前で歌うことはほとんどなく、謎に包まれた存在だったチャールズ。彼とその音楽に魅せられた監督ディヴィッド・デュボスが9年の歳月を掛けて映画を完成させた。 YouTubeで公開された予告編には「彼自身のルーツはルイジアナ音楽だが、そういうジャンルでもなく世界規模の音楽だ」という証言を収録。またチャールズが手がけたR&Bの名曲「The Jealous Kind」をアラン・トゥーサンがピアノで弾く様子や、ドクター・ジョンが「音楽には魂が必要だ。ボビーにもその魂があった」と語る姿も切り取られた。 日本初上映となった音楽映画祭「Peter Barakan's Music Film Festival 2024」で大反響を呼んだという本作。映画祭の作品選定を務めたピーター・バラカンは「彼は歌手としても素晴らしい才能を持っていたのに、極めてシャイな性格で脚光を避けていました。日本には意外に多い彼のファンの一人としてこのドキュメンタリーをぜひ多くの音楽ファンに見ていただきたいです」と推薦している。 ■ ピーター・バラカン コメント 1972年に知られざる傑作アルバムを作ったボビー・チャールズはルイジアナ州南西部の田舎で生まれ育ったソングライターでした。1950年代にロックンロールの大ヒット曲「See You Later Alligator」の作者でもある彼は歌手としても素晴らしい才能を持っていたのに、極めてシャイな性格で脚光を避けていました。日本には意外に多い彼のファンの一人としてこのドキュメンタリーをぜひ多くの音楽ファンに見ていただきたいです。