石使った力比べ、後世へ 小矢部で盤持ち大会、復活2年目
石を使った力比べ「北蟹谷(かんだ)『盤持ち石』北一大会」は13日、小矢部市北一の住吉神社で行われた。伝統の盤持ち大会を継承しようと、地元住民が昨年10月に約60年ぶりに復活させ、今年で2年目となる。市内外から訪れた小学生から80代までの35人が力自慢で親睦を深めた。 65歳以上を対象としたシルバーの部、小学生、中学生の男女、高校生以上の男女の計6部門を設け、出場者は部門別に重さ10~44キロの石を抱え上げた。持ち上げた高さに応じて「初級」「中級」「上級」の認定証が贈られた。 上級認定された人がさらに重い石に挑戦できるコーナーが用意された。10キロと21キロを持ち上げた竹田輝基さん(9)=小矢部市蟹谷小3年=は「21キロの石は重かったが楽しかった。来年は30キロを持ち上げたい」と話した。富山、石川などの神社を訪ね、境内の石を担いで力試しをしている「そばつぶ」さんは120キロを持ち上げた。 大会は北蟹谷地域活性化協議会などでつくる実行委員会が主催した。地区の5町内会が持ち回りで会場となり、来年は五郎丸で実施される。