コロナ発信の市民記者、再び逮捕 刑期終え5月に出所 中国
【北京時事】中国湖北省武漢市で新型コロナウイルス流行初期の実態を発信し実刑判決を受けた元弁護士で市民記者の女性、張展氏（41）が、上海市の公安当局に再び逮捕されたことが26日、明らかになった。 中国の人権問題を扱うサイト「維権網」が同日、伝えた。 同サイトによると、張氏は今年8月、拘束された人権活動家を支援するため甘粛省に行った後、故郷の陝西省で拘束され上海に連行された。今月18日に公共秩序騒乱罪で逮捕され、上海市内の施設にいるという。 張氏は、コロナ禍で封鎖された武漢から混乱した医療現場の様子や遺族の声などを伝えた。だが、「虚偽情報」を拡散したとして2020年5月に拘束され、同12月に公共秩序騒乱罪で懲役4年の判決を受けた。今年5月に刑期を終え出所したばかりだった。
