日米韓協力の事務局設置 首脳会談で「制度化」合意へ
【リマ時事】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は14日、ペルーに向かう大統領専用機内で記者団に対し、15日に行われる日米韓首脳会談で3カ国の連携・協力を推進する事務局の設置で合意すると明らかにした。 日米韓はこれまで、次官レベルで協議を開き、バイデン政権下で強化してきた協力を「制度化」するための方策を検討。新たな制度的枠組みを設ける方向で調整を進めてきた。 1期目で同盟関係を軽視したトランプ次期大統領の復権を控え、3カ国連携の先行きには不透明感が漂う。ただ、サリバン氏は日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」が政権交代を経ても取り組みを拡大してきたことに触れ、「適切に制度化されれば次期政権下でも存続できると確信している」と強調した。