2022年の釜山国際映画祭を騒然とさせた、フィリピン映画界の鬼才ブリランテ・メンドーサ監督最新作が公開 映画『FEAST -狂宴-』
息子の罪を庇う加害者家族と、全てを失った貧しき被害者遺族。遺族を使用人として雇い始まった奇妙な共同生活の辿り着く先とは?フィリピン映画界の鬼才ブリランテ・メンドーサ監督最新作、映画『FEAST -狂宴-』の予告映像と場面写真が公開された。 『ローサは密告された』『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』など、フィリピン社会の暗部をえぐり、社会問題や社会的リアリズムを通してそこで強くたくましく生きる庶民の姿をリアルに描いてきた、社会派監督ブリランテ・メンドーサ監督。 最新作は、フィリピンの田舎町で巻き起こった交通死亡事故から始まる当事者家族同士の心の機微と赦しをテーマに描く。人はどう罪と向き合い、どう赦し、そして生き直せるのか? しかし、ただのハートフルムービーではなく、ストーリーは予想を裏切る展開に。 この度解禁された予告映像は、祝宴の準備で賑わうフィリピンの田舎町で起きた交通事故の場面から始まる。裕福な加害者家族の父親は「なにがあっても父さんはお前を守る」と息子の罪を庇って出頭し「彼女たちの世話を頼む」と貧しい被害者遺族の面倒をみるよう妻と息子に託す。 遺族を使用人として雇い、加害者家族と被害者遺族との奇妙な共同生活が始まるが、刑務所に収監されていた家族の長の帰還を祝う宴の日が近づくにつれ、それぞれの心のうちに後ろめたさや悲しみが生まれ、徐々に家庭内の平穏が失われていく。被害者遺族が最後に見せる笑顔の意味とは。 主演を務めるのは、平均視聴率40%を誇り、7年にわたり放送されたフィリピンの国民的人気ドラマ「プロビンシャノ」の主演を務め、国民的スターの地を不動のものとしたココ・マーティン。そして、メンドーサ作品の常連であり2016年カンヌ国際映画祭にて東南アジアで初の主演女優賞を獲得したジャクリン・ホセ、人気アクション俳優であり現在は上院議員を務めるリト・ラピッド、子役からスタートし数々の作品に出演し敵役に定評のあるグラディス・レイエスなど、フィリピンの人気俳優が集結した。 映画『FEAST -狂宴-』は、2024年3月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。
otocoto編集部