「1人予約」のラウンドはスコアが良くなってからの方がいい? “最低ライン”をレッスンプロに聞いてみた
スコア“120以上”はさすがに無理
ゴルフは4人1組でプレーするのが一般的ですが、4人全員のスケジュールを合わせるのは難しいときもあるでしょう。 【写真】ベテランでも意外と正しくできてない!? バンカーのならし方、レーキの置き方
そこで、近年では1人からでも予約可能なプランを導入しているゴルフ場が増えており、その際は同じ枠に予約した3人と現地で初めて顔を合わせることになります。初対面の人とのラウンドに抵抗感があり、自分のスコアが悪いとスロープレーになって、同伴者をイライラさせてしまうのでは……と、プレッシャーに感じる人もいるかもしれません。 1人予約のラウンドは、スコアが良くなってからにした方がいいのでしょうか。レッスンプロの関浩太郎氏は、以下のように話します。 「1人予約の制度は上級者はもちろん、ゴルフ経験が浅い人まで幅広い層をターゲットとしているので、『スコアがまだそれほど良くない』というビギナーが参加しても問題はありません」 「ただし、具体的な数値でいうと18ホールで120以上を叩いてしまう人はゴルフの基礎が固まっておらず、無駄な動作も多いため、周りから迷惑がられやすいのではと思います」 「その場合は、ボールにしっかり当てられるようにするのが先決であり、いきなり初対面の人とではなく、知人やラウンド経験が豊富な人と一緒に回って、感覚をつかんでから1人予約にチャレンジした方がベターです」 「ビギナーが効率よくコースを回るコツとして、『大叩きしそうになったらボールを途中で拾い上げて“ギブアップ”する』というものがあります。スコアにこだわらず諦める選択肢があれば、自分の気が楽になるだけでなく後続組に迷惑をかける心配もなくなります。私も家族がコースデビューした際には、このプレースタイルを取り入れました」 「1人予約においても“ギブアップ”を使うかどうかは自由ですが、先ほど述べた『スコア120以内』なら、ギブアップをしなくてもちゃんと最後まで回れるでしょう」 実際に、「1人予約にはトライしてみたいがスコアが不安」と考える人は少なくないようです。インターネットには、「会社の配属先が変わり、気心の知れた同僚や上司と回る機会が少なくなった。そこで1人予約をしてみたいけれどスコアが良くないので、もう少し上達してからでないとダメなのか」といった書き込みも見受けられます。 対して、「スコアが芳(かんば)しくなくても、プレーファストを心がければ問題ない」「スコアよりも、年代が違いすぎないほうが重要。予約サイトのプロフィールを確認して、年上だったら価値観の違いが露呈する可能性があるから、できるだけ同年代の人とマッチングするようにしている」などの意見もあります。 大手予約サイトでは、1人予約専用のプロフィールを作成することで他のゴルファーが相手の属性を知れるようになっています。年代や性別以外にも、スコアレベルや簡単な自己紹介の欄もあるため、予約する時はチェックしてみるのをオススメします。