アーセナル、苦しみながらもシャフタール撃破! 前半のOGが決勝弾、CLで2連勝
チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3節が22日に行われ、アーセナル(イングランド)とシャフタール・ドネツク(ウクライナ)が対戦した。 アーセナルは今季もプレミアリーグで序盤から優勝争いを繰り広げているが、直前の19日に行われた第8節では、前半に退場者を出した影響もあってボーンマスに0-2と敗北。今季公式戦初黒星を喫した。CLでは9月19日に敵地で行われた第1節アタランタ(イタリア)戦をスコアレスドローで終えた後、1日にホームで開催された第2節でパリ・サンジェルマン(フランス)を2-0で撃破。現在1勝1分となっており、今節は2連勝を狙う。 今節ホームで迎え撃つシャフタール・ドネツクは、開幕節では敵地でボローニャ(イタリア)と0-0で引き分けたが、ホーム扱いの第2節ではアタランタに0-3と完敗。今季のCL初勝利を目指してイングランドの強豪と相まみえる。 試合は立ち上がりから大方の予想通り、アーセナルがボールを保持して敵陣へ押し込む時間が続く。シャフタール・ドネツクは押し込まれた時は4-4のブロックを組み、大外は捨てながらとにかく中央を固める布陣。そこからの鋭いカウンターで前へ出る場面も作ったが、なかなかチャンスには結びつかない。 このような状況で迎えた29分、アーセナルが均衡を破る。リッカルド・カラフィオーリからのパスを受けて前を向いたデクラン・ライスが、バイタルエリアまでボールを持ち運び、相手を引き寄せて左へ渡すと、ガブリエウ・マルティネッリがカットインから切り返しを交えて右足一閃。ニアポストを叩いた一撃はGKドミトロ・リズニクに当たってゴールに吸い込まれ、アーセナルが先手を取った。 このゴールにより少々の余裕を得たアーセナルは40分、左サイドで前を向いたマルティネッリからの右足クロスをガブリエウ・ジェズスがダイレクトで折り返し、最後はカイ・ハヴァーツが飛び込んだものの、ここはわずかに合わない。44分には敵陣でのジェズスの素早い切り替えからボールを奪い返すと、レアンドロ・トロサール、ハヴァーツとつなぎ、最後はジェズスがフィニッシュ。だが、ここはGKリズニクに阻まれ、前半はこのままアーセナルの1点リードで終了した。 後半に入ると、シャフタール・ドネツクが敵陣でプレーする時間を増やす。アーセナルとしては53分にマルティネッリがゴールを脅かす一撃を放ったものの、前半とは打って変わって自陣でプレーする機会や、守備を強いられる場面も見られるようになる。 さらに、70分にはカラフィオーリが負傷のためプレー続行が不可能に。マイルズ・ルイス・スケリーとの交代を余儀なくされる。不穏な空気も漂い始めたが、77分には試合を決めるチャンスが到来。左サイドでボールを受けたミケル・メリーノのクロスボールが、ボックス内で相手のハンドを誘い、PKが与えられる。しかし、トロサールのゴール正面を狙ったキックは、GKリズニクの残した足に阻まれ、追加点とはならない。 試合はこのままタイムアップ。アーセナルは後半45分間は非常に苦しい戦いを強いられたものの、シャフタール・ドネツク相手に最後やらせることはなく、きっちりとホームでCL2連勝を飾った。 次節は11月6日に行われ、アーセナルは敵地でインテル(イタリア)と、シャフタール・ドネツクはホームでヤングボーイズ(スイス)と、それぞれ対戦する。 【スコア】 アーセナル 1-0 シャフタール・ドネツク 【得点者】 1-0 29分 ドミトロ・リズニク(OG/アーセナル)
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