日本時間1月24日（現地23日）、ミルウォーキー・バックスはエイドリアン・グリフィンHC（ヘッドコーチ）を解任したと発表した。ジョン・ホーストGM（ジェネラルマネージャー）は、「シーズン中の決断は難しいことだった。新たなヘッドコーチの採用に向けて動いている。コーチ・グリフィンのハードワークとチームへの貢献に感謝している」とコメントしている。 当面はジョー・プランティAC（アシスタントコーチ）が暫定HCを務めることが発表されている。また『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、バックスはグリフィンの後任に、昨季までフィラデルフィア・76ersを率いたドック・リバースなどベテランのコーチにターゲットを絞って早々に獲得するつもりでいるという。 バックスはプレイオフ1回戦で敗れた昨季終了後にマイク・ブーデンホルザーを解雇。その後トロント・ラプターズのACだったグリフィンを迎え入れていた。チームはその後、ポートランド・トレイルブレイザーズからデイミアン・リラードを獲得する大型トレードを断行するなど、2021年以来の優勝に向けてロスターを整えていた。 今季バックスはここまでイースト2位の30勝13敗と好位置につけていたが、ディフェンスで苦戦する場面が散見されていた。ディフェンシブ・レーティングは昨季のリーグ4位（110.9）から22位（116.8）にダウン。さらに、直近行なわれた今季低迷しているデトロイト・ピストンズとの連戦では、連勝こそしたものの135失点、113失点を許していた。