【オリックス】西川龍馬「続けられたら」王、バース超えの5試合連続勝利打点なるか 交流戦好調
王、バース超えなるか-。今季最長5連勝中のオリックスは、西川龍馬外野手(29)が移籍後初の阪神戦(京セラドーム大阪)に臨む。ここ4戦連続で勝利打点をマーク。2リーグ制後では球団タイ記録で、他球団を含めると78年の巨人王、85年の阪神バースらと肩を並べている。5戦連続に伸ばせばそんなレジェンドを上回り、87年西武秋山の最長記録に並ぶ。11日の初戦、チャンスでの西川に注目が集まる。 6日のDeNA戦は8回に山崎から決勝二塁打。7日からの巨人戦では3戦連続の先制打が決勝打となった。初戦は戸郷、2戦目はグリフィン、そして3戦目は菅野からすべて1回に適時打を放った。「ここ最近はちょっとずつ良くなってきているので、それを続けられたら」と話す。5月まで打率2割2分台だったが、交流戦に入って本領を発揮し始めた。勝利打点だけでなく、ここ8試合連続で安打が続いている。 最近5試合は4番。広島で経験があるが、オリックスでは初の起用に応えている。「別に打順で変えたりしない。チャンスなら(走者を)かえさなきゃいけない。そのへんの意識だけ。試合に出ている以上、打順に関係なく責任感は変わらない」。阪神戦も4番スタートが有力。得点圏打率は3割を超えてきた。 対阪神は交流戦通算33勝32敗3分け。昨季日本シリーズの再現カードとなるが、今季加入の背番号7にとって因縁は関係ない。借金4で5位に沈むチームを、そのバットで浮上させる。【大池和幸】