大谷翔平、盗塁進化の理由 投手の癖を分析するコーチが証言「彼はとても頭がいい」大谷が”発見”した情報を他選手と共有することも
◇4日(日本時間5日) ドジャース―ダイヤモンドバックス(ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平が「1番・指名打者」で先発出場し、1回に三盗を成功させた。メジャー通算103盗塁とし、松井稼頭央を抜き、日本選手で歴代単独2位となった。今季17個目の盗塁成功。一方で失敗はわずか2つしかなく、成功率の高さが際立つ。2021年にキャリアハイの26盗塁をした時、失敗は10あった。 盗塁の進化の理由の一つは試合前の準備と分析だろう。マッカロー一塁コーチは投手のモーションの癖を毎試合、分析している。グラブの向き、体の動き、投手の映像を繰り返し見ながら、気づいた「癖」を選手と共有する。 同コーチに、大谷の盗塁の進化は、コーチのおかげもあるのではと聞くと「いくつかの盗塁は助けになっていると思うけど、彼はとても頭がいい。彼がコンピューターを見て、『これ見てよ』とわれわれに教えてくれることもある。そして、その感じたことを他の選手に共有することもある」と語った。 大谷は盗塁について「スタートを切るタイミングと勇気が一番」と語る。スタートを切る前、走る「勇気」を養い、ベストの「タイミング」で走るには事前の準備が重要。参謀の力も借りながら、ドジャースの大谷は足でも魅了している。
中日スポーツ