天皇、皇后両陛下や愛子さま、上皇ご夫妻も 皇族が三笠宮邸を弔問
三笠宮妃百合子さまが15日午前6時32分に亡くなられたのを受け、天皇、皇后両陛下は正午過ぎに赤坂御用地(東京都港区)に入り、三笠宮邸を弔問された。長女愛子さまや上皇ご夫妻、秋篠宮ご一家のほか、寛仁親王妃信子さまも続いた。 【写真まとめ】結婚された当時の三笠宮ご夫妻(1941年撮影) 百合子さまが約8カ月間入院していた聖路加国際病院(東京都中央区)では午前9時半ごろ、ご遺体を乗せた車が病院を出た。孫の彬子さまが乗る車が付き添い、午前9時45分ごろ宮邸に戻った。彬子さまは百合子さまの容体悪化を受け、訪問していた英国での予定を切り上げて9日に帰国。連日、病院を訪ねて見舞っていた。 宮内庁は、三笠宮家と高円宮家が15日から30日間の喪に服すと発表。両陛下らの服喪は5日間で、天皇陛下は皇居・御所で予定されていた離任する外国大使との面会を取りやめた。 午前11時から記者会見した永井良三皇室医務主管は百合子さまの晩年を「とてもしっかりしていらっしゃいました。新聞をお読みになって、いろんなことに関心をもっていらっしゃった」と説明。宮内庁は両陛下と愛子さまの様子について「長年にわたって温かく見守っていただき、日ごろから良くしていただいたことに、深く感謝され、心から哀悼の意を表しておられます」と説明した。【木原真希、島袋太輔】