今季から契約フリーの木下稜介 投入した新ドライバーはなんと型落ちモデル、そのワケは?【きょうのヒトネタ!】
<ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 3日目◇27日◇太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70> ”古いけど新しい” これが木下稜介の1W【写真】 ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は日欧共催大会の「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」が行われる太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)から。 2020-21年シーズンに初優勝を含む2勝を挙げる木下稜介が、日欧共催大会で首位と2打差の3位タイに浮上し優勝戦線に加わってみせた。木下は今季からクラブ契約フリー。新ドライバーを投入したという話を聞きつけ実際に見てみると、手にしていたのは型落ちのモデルだった。 その正体はキャロウェイから22年に発売された『ROGUE ST MAX LSドライバー』。2世代も前のクラブをなぜこのタイミングで? と思うが「パラダイムも(最新作の)AIスモークも打ったけれどローグが1番良かった。新しいからいいっていうわけでもない」。様々なクラブをテストして行きついたものだったということなら納得だ。 そもそも、どうしてドライバーを変えたのか。「(以前のクラブは)アップライトで捕まりやすい分、それを逃がして打っていた。曲げたくないって思うと自然にヒールに当てていた」と振り切れないことがあったから。『ROGUE ST MAX LS』を使用してからは「フェアウェイキープもできている。構えた時の安心感が違う」とフィーリングがばっちり。ドローヒッターにとっては思いっきり捕まえにいけるため、「開き気味がいい」という好みの”顔”をしているのもうれしい。 日本で開催される欧州ツアーとして注目を集める今大会。木下は”古いけど新しい”ドライバーで最終日は欧州勢の牙城を崩していく。