砺波の企業パワー発信 産業フェア開幕、初のリクルートイベント 80社・団体が出展
●高校生が参加 砺波市内の企業の製品や技術力を紹介する「となみ産業フェア パワー博2024」は6日、市文化会館で80の企業・団体が出展して開幕した。将来の人材採用を見据えたイベント「リクルート・キャリア・サミット」を初めて企画。市内4社の若手社員が自社の魅力や働きがいを高校生らに伝えた。 創立70周年を迎えた砺波商工会議所や庄川町商工会、市などでつくる実行委員会が開催した。 リクルート・キャリア・サミットには砺波工業、富山住機、タワーパートナーズセミコンダクター砺波地区、上智の4人が登壇した。4人は「地図に残る仕事ができる」「身近に使われている製品の製造に携われる」など、仕事のやりがいを語った。 「仕事とプライベートのバランスがいい」「福利厚生が整い、社員食堂で温かいご飯が食べられる」「全国各地の文化や食が体験できる」など、職場環境のよさや楽しさも紹介。就職を考える際には「どんな仕事をしたいかを明確に」などとアドバイスした。県西部の高校生らが聞き入った。 会場には「ものづくり」「住まい・建設」「くらし」などのゾーンが設けられた。半導体製造の企業は技術を生かしたゲームを展示、パワーショベルの運転シミュレーションもあった。日本酒やウイスキー、醤油や大門素麺などと地元の食文化も伝えた。 開会式では、砺波商工会議所の米原嘉孝会頭があいさつし、夏野修市長、山田順子市議会議長が祝辞を述べた。最終日の7日は森雅志前富山市長の講演、ブランド力UP(アップ)セミナーなどがある。