通勤ラッシュ時の混雑緩和なるか?「JR新水前寺駅」高架下のバス停設置に向け 27日から実証実験始まる 熊本
熊本放送
利用者の混雑が課題となっていた熊本県のJR新水前寺駅で、新たなバス停の設置に向けた実証実験が行われます。 【写真を見る】通勤ラッシュ時の混雑緩和なるか?「JR新水前寺駅」高架下のバス停設置に向け 27日から実証実験始まる 熊本 ■来た市電に乗れず、次を待つ人も 20日朝のJR新水前寺駅前、熊本市電の電停一帯はJRから市電に乗り換える人で混雑していました。また、電停に来た市電に乗れず、次の市電を待つ人の姿も。 こうした混雑を解消しようと熊本市が計画しているのが、新水前寺駅の高架下に新しくバス停を設置する計画です。 現在、最寄りのバス停は、駅から約150メートル離れていますが、駅のすぐ近くに設置することで、バスの利用者を増やし市電の混雑解消につなげる計画です。 ■「高架下にバス停設置」計画 利用者からの意見は? バス停は、高架下近くの中心市街地に向かう上り車線に、バス2台が停まれる広さを予定しています。バス停を設置するためには白山通りに曲がる左折レーンを45メートル短くし、道沿いの歩道の幅を狭める必要があります。 さらに、バス停が側道を塞ぐ形で設置されるため車が通れなくなります。 計画について利用者からはこんな意見も。 JR新水前寺駅の利用者「(白山通りに)左折する車がだいぶあるので、そこの渋滞がちょっと心配」 バス停予定地を毎朝徒歩通勤「バス停(の利用者)と歩行者がうまく行き来できるかが心配」 熊本市はバス停の設置に伴う周辺の交通状況を調べるために11月27日から12月17日まで実証実験を実施し、住民の意見を聞いた上で、設置の可否を判断するとしています。 ■バス停設置で必要な整備3点 (スタジオ解説)今、朝のラッシュ時の乗車率が市電94%・バス34%です。まだ余裕があるバスの輸送力を活用しようという計画です。 バス停を設置するにあたって市が整備を必要としてるのが次の3つです。 (1)バスの停車スペースを確保するため歩道の幅を一部縮小 (2)白山通りに曲がる左折レーンを約45メートル短縮 (3)側道の車両通行止めです。 後生川凜アナウンサー「バスが停まることで車の流れが悪くならないか心配ですね」
まさに、そこを調べる実証実験で、実際にバスが停まるスペースをガードレールで区切って車が立ち入れないようにして、バス停が設置された状況を再現するということです。
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