積雪60センチの福島・会津若松、新春恒例の「十日市」がにぎわう
福島県会津地方で最大の初市といわれる会津若松市の「十日市」が10日、市中心部で開かれた。8日からの断続的な降雪で約60センチまで雪が積もった中、大通りには約400の店が並び、縁起物や伝統工芸品を買い求める人々でにぎわった。 【写真】雪かきに追われる市民。後方に見える鶴ケ城も雪をかぶった=2025年1月9日午前9時3分、福島県会津若松市、斎藤徹撮影 江戸時代から400年以上続く会津の新年の風物詩で、「七転び八起き」にちなんだ「起き上がり小法師(こぼし)」が名物。人々は実際に小法師を転ばせて起き上がる様を確認して、お気に入りを選んでいた。市内の会社員男性(35)は「『十日市の日の天気は荒れる』と昔から言われていて、今年はその通りになった。1年間平穏に過ごしたい」と話した。(斎藤徹)
朝日新聞社