通天閣11月1日からネオン点灯再開へ 9月の台風21号による強風被害で消灯
通天閣11月1日からネオン点灯再開へ 9月の台風21号による強風被害で消灯 報告・撮影:柳曽文隆 THE PAGE大阪
国の登録有形文化財で大阪のシンボルとして知られている「通天閣」(大阪市浪速区)は31日、台風21号による強風被害で消灯していたネオン点灯を11月1日夜から再開すると発表した。 【拡大写真付き】通天閣のてっぺん「天気予報ネオン」のスイッチボタンはこれだ
日に数件「まだ点灯しないのか」と問い合わせも
通天閣を運営する通天閣観光によると、9月4日の台風21号の影響で一部のネオンが破損するなどしたため、消灯していた。ネオン消灯以来、通天閣には日に数件の割合で「まだ点灯しないのか」「天気予報をいつも確認してるのに」といった問い合わせの電話があったという。
11月1日は午後6時から点灯
「強風による飛来物で、てっぺんにある『お天気ネオン』など28か所に影響がありました」と同社の高井隆光副社長。ネオンのメンテナンスを担当する会社も、各地で同様の被害による対応に追われていたため、通天閣側も「緊急修理が必要な場所が終わってからで」と申し出ていた。 11月1日は午後6時から点灯を再開し同11時5分まで輝きを放つ。2日以降の点灯時間は日没の15分前となっている。高井副社長は「多くのお客さまおよび関係者の皆さまにご不便とご心配をおかけしましたことを、改めてお詫び申し上げます。通天閣は引き続き、大阪のシンボルとして更なる地域の発展を願い、大阪の街を照らし続けてまいります」と話している。