<上戸彩>夫の応援で「自信が持てた」 昨年、第3子を出産 子育てと仕事に励む日々を語る
だから仕事を辞めるという選択肢はなくなって、いまは“これからどういう仕事をしていくか”を家族とも常に話し合っています」
「沈黙の艦隊」への出演にも、家族の後押しがあったという。
「旦那さんは原作のマンガをかなり読んでいたようで、面白いから絶対やった方がいいよという感じでした。
若いころ思い描いた結婚や家庭の形とは少し違いますが、とても幸せですね」
◇ドラマ版で市谷の存在感と役割がより鮮明に
「沈黙の艦隊」は、日本初の原子力潜水艦を題材にしたストーリー。上戸さんは、原子力潜水艦保有計画の真相を国民に伝えようと奮闘する報道ニュースキャスターの市谷裕美(いちや・ひろみ)を演じた。市谷の姿に、いまのテレビを取り巻く問題との共通点を感じたという。
「この作品の撮影が終わった後、テレビにもいろいろ変化があって、“真実を伝えるべきでした”と謝るキャスターの方の姿をたくさん見ました。“報道は、真実を伝えなきゃいけない。自分の思考や思いも乗せて伝えなくてはいけない”という市谷の気持ちを思い出しました。やはり報道番組は真実を伝えるものであってほしいと改めて思いました」
1988~96年に連載された、かわぐちかいじさんの大ヒットマンガが原作で、市谷は実写版のオリジナルキャラクター。昨年公開された劇場版では数シーンの登場にとどまったが、ドラマ版ではその存在感と役割がより鮮明になる。
「ドラマ版の配信はうれしいですね。市谷は、約30年前の原作と現代とをつなぎ、視聴者の方の気持ちを代弁する重要なキャラクター。市谷の取材や報道番組が、物語をより現代らしく身近に感じさせてくれるはずです」
*……「Amazon Originalドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』」は全8話。日米で極秘裏に開発された、日本初の原子力潜水艦シーバットの海江田四郎艦長(大沢たかおさん)が、シーバットに核ミサイルを積んで逃亡する……というストーリー。前半は昨年9月に公開された劇場版に未公開シーンを加えて再構成した。後半で劇場版の続きとなる沖縄沖海戦、東京湾海戦を描く。