日向坂46「四期生ライブ」グループの歴史を背負った日本武道館公演 3日間を開催!新曲「夕陽Dance」を初披露!
アンコールでは、Tシャツに着替えたメンバーが「アザトカワイイ」「NO WAR in the future 2020」を連発。ライブ本編で全力ぶりを発揮した四期生だったが、疲れをまったく感じさせないエネルギッシュな歌とダンスを客席に届け続けた。その後のMCでは平岡が「皆さんの愛が会場の隅から全部私たちに伝わってきて、何をしても楽しかったです」と口にすると、山下は2年前のオーディション最終審査を振り返り「最終オーディション前日に眠れなくて、お父さんとお母さんと一緒にこの武道館の前まで散歩して『いつかここでライブができますように』とお願いしたら、2年越しで夢が叶いました!」と告げ、「後輩がもうすぐできるということで、これまでの活動の中で先輩方からいただいた優しさや愛ある行動や言葉を後輩にも届けられるように、一人前のアイドルになりたいなと思いました」と今後の意気込みを語る。 続けて、正源司も「けやき坂46時代から日向坂46まで引っ張ってくださった先輩方がたくさん卒業していって、今度は新しいメンバーが私たちのことに……烏滸がましいんですけど憧れてくださったりして、アイドルって素敵だなって思っていて。私たちも憧れて入らせていただいた身なので、夢を諦めずに一生懸命走り続けることはもちろん大変だけど、そのぶん絶対にいいことがあると信じて走り続けることはすごく大変なことなので、それがこの武道館公演を通じて皆様に伝わったらいいなと思います」と今の思いを伝える。 最後の曲に入る前、平岡の「ちょっとでも長く一緒にいたいので、四期生の円陣をしましょう」という言葉に続いて、ステージ上で円陣をしてさらなる一体感を高めることに。そして、四期生のデビュー曲でもある「ブルーベリー&ラズベリー」を元気いっぱいにパフォーマンスして、最高の笑顔でこの日のライブを完遂した。 本来ならここで終了するはずだったが、客席からの「日向坂四期生」コールが鳴り止むことがなく、その声援は大きさを増していく。すると、この声に応えるようにメンバーが再登場。平岡が「まだまだ足りないんですか? まだまだ私たちと一緒にいたいですか?」と煽ると、「誰よりも高く跳べ!2020」に突入。ブレイクパートでは平岡が「武道館、跳べ!」と叫び最高潮を迎えるなど終始熱量の高いパフォーマンスを見せつけ、最後に平岡が「日向坂46も四期生もまだまだこんなもんじゃありません。これからももっともっと、素晴らしいグループになっていけるよう精一杯頑張っていきます!」と宣言して武道館3DAYS公演を完全燃焼のうちに締め括った。 日向坂46四期生は日本武道館という大舞台で、自身の楽曲のみならず先輩たちから受け継ぐ名曲たちを堂々と披露してみせた。メンバー卒業や新メンバーオーディションなどグループとしては転換期を迎えつつあるが、今回のライブを通じて末っ子と呼べないほどの頼もしさを身に付けた今、彼女たちが“日向坂46の顔”として多方面で活躍する日もそう遠くないはずだ。 (文/西廣智一)