大手銀行員が借金地獄→破産寸前に…デパ地下の試食がご馳走の「超極貧生活」に転落した裏側【資産数億円の元メガバンカーの実話】
お金を手に入れるとどう生活は変わるのか
しかし、それから5年で、私たちの生活は様変わりしました。当時、私は妻に100万円の宝石を3つプレゼントしたのですが、そのすべてが衝動買いだったのです。以前の私は、フリーマーケットで300円のシャツを吟味して、100円まで値切ったあげく買う決断ができなかった男です。 その男が、5年後には、妻を喜ばせたい一心で宝石を衝動買いしてしまっている。当時の極貧生活に懐かしさすら覚えてしまうほど、私たちの日常は平穏です。隔世の感という言葉は、このことをいうのかもしれません。 これほどまでに私たちの生活が変化したのは、手許にたえず富が流れ込んでくるようになったからです。経済的に自由になったことで、私たちの生活は物理的にも精神的にも一変しました。経済的に自由になると、数々の「制約」から解放されます。 経済的に自由になると、ストレスや負担を感じず、自分のやりたいことを心から楽しめるようになります。さらに、資金繰りや金策のようなストレス、病気や失業といった将来への不安などからも解放されるので、精神的にもゆとりが生まれます。精神的にゆとりが生まれると相手のことを思いやる余裕ができるので、夫婦ゲンカがなくなります。 たった5年間でこんなに劇的な変化を遂げることができた理由は、どん底に突き落とされて「お金の正体」に気づくことができたから。そして、そこから導き出した「妻を社長にする」という方法を実践したからです。 ざっくりいうと、私がサラリーマンを続けながら、夫婦でプライベートカンパニー(自分法人)をつくり、それまで主婦をしていた妻に社長に就いてもらいました。そして、法人ならではの節税メリットをフル活用したのです。そんなシンプルな方法で、借金地獄から抜け出せたのです。 坂下仁 お金のソムリエ協会会長 ※本記事は『新版いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。このメソッドによる結果に編集部は一切責任を負いません。自らの判断と責任により行っていただきますようお願いいたします。
坂下 仁
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