火野正平さん死去 NHK「にっぽん縦断 こころ旅」は「深く感謝」今春から2期連続で休養
俳優の火野正平さんが14日、死去した。75歳。所属事務所が20日、公表した。今年4月から持病の腰痛治療に励んでいたが、夏に腰部骨折をしたのを機に体調を崩したといい 【写真】昨年の全国ツアーで歌う火野正平さん 11年から出演したNHK BSの紀行番組「にっぽん縦断 こころ旅」の公式サイトでも公表された。「14年間にわたり『にっぽん縦断 こころ旅』旅人として、“こころの風景”を訪ねてくださった火野正平さんが、11月14日逝去されました」と報告し、「1200日を超える旅を続けてくださったことに、深く感謝申し上げるとともに、心より哀悼の意をささげます」と記された。 火野さんは、相棒の自転車「チャリオ」に乗って各地を旅する同番組がライフワーク化していたが、今年4月、腰痛悪化のためロケ参加を中止したことが発表された。「2024春の旅」編のロケと放送が始まっていたが、同サイトでは「春の旅は、火野正平さんの持病の腰痛が悪化したと事務所から連絡があり、ロケを中止いたしました」と報告されていた。 また秋の放送についても「2024年春から腰痛の治療を行っていた旅人の火野正平さんについて、このたび所属事務所より『骨折したため、引き続きの治療が必要』との連絡をいただきました。10月7日から放送予定の『にっぽん縦断こころ旅 2024秋の旅』は、様々な旅人をお迎えして放送いたします」と発表され、2期連続で休養していた。 火野さんは1970年代ごろに多くの女優と浮名を流した「プレイボーイ」ぶりで知られた。近年もドラマや映画などで活躍しているほか、昨年には歌手としても約14年ぶりの新曲「あかんたれ」を発売。同年1月、同曲発売や全国ツアー開催を発表した会見でも、火野は自転車で全国を回っている中で腰が痛くなり、整形外科を受診したところ「いつのまにか骨折ですね」と診断され、疲労骨折したことがあることを告白していた。 ▼番組サイト全文 旅人の火野正平さんがお亡くなりになりました 14年間にわたり「にっぽん縦断こころ旅」旅人として、“こころの風景”を訪ねてくださった火野正平さんが、11月14日逝去されました。 火野正平さんには、1200日を超える旅を続けてくださったことに、深く感謝申し上げるとともに、心より哀悼の意をささげます。