「人権の法制度、確立を」 部落解放同盟が大会宣言
1日から続いていた部落解放同盟第81回全国大会は2日、被差別部落の地名を掲載したウェブサイト削除に取り組み、「人権の法制度」の確立を目指す大会宣言を採択した。 大会宣言は、国際社会において差別・排外主義の台頭が顕著となり、日本国内でも「入管難民法」や「LGBT理解増進法」の審議過程で差別の過小評価、現職国会議員の差別発言などが放置されていると指摘。 差別を許さず、全ての人が尊重される社会の実現に向け、包括的な差別禁止法の制定に取り組む。また被差別部落の地名や建物の写真を掲載したサイトの削除を求める裁判などで、悪質な差別扇動と闘うとした。