「長谷部監督に伝えたのは...」かつて菅原や上田を指導したシャフタール指揮官が語るルヴァン王者アビスパの印象「アジリティやスキルが高い選手がいた」
「日本人の技術力や能力の高さには驚いていない」
12月18日に国立競技場で開催されたウクライナ復興支援チャリティマッチで、同国リーグのシャフタールは、ルヴァンカップ王者のアビスパ福岡と対戦した。 【画像】カタカナ表記!シャフタール“日本仕様”ユニ シャフタールは開始7分に、ダニーロ・シカンのヘディングシュートで先制。34分に福岡の宮大樹、その3分後には金森健志に立て続けにゴールを許したものの、52分にマリャン・シェブドが左足で同点弾を奪い、2-2の引き分けに終わった。 試合後、シャフタールのマリノ・プシッチ監督に福岡と対戦した感想を訊いてみると、こう答えてくれた。 「本当にアビスパは、強くて速くて勤勉でロジカルなとても良いサッカーをする。それは見ていて感じた。そして長谷部(茂利)監督に伝えたのは、(ルヴァン杯)優勝おめでとうというのと、優勝する難しさはトロフィーを獲得した者にしかわからない、ということ」 今年10月にシャフタールの指揮官に就任したばかりのプシッチ監督。AZやフェイエノールト時代には、アシスタントコーチとして菅原由勢や上田綺世を指導した経験もある。 「アビスパにはアジリティが優れた選手や、スキルが高い選手が見受けられた。ただそのような日本人プレーヤーの技術力や能力の高さにはそれほど驚いていない。なぜなら私は菅原や上田と同じクラブで仕事をした経験があり、ここ数年で急激に上がっている日本人の能力は知っているからね」 そして最後には、「私はいつも試合の中で自分のチームを指導しつつ、相手の分析や、もちろんスカウティングもしている」と話した指揮官。アビスパからの引き抜きもあり得るのか。 取材・文●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)
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