【櫻井海音、吉沢悠、小池徹平】特別インタビュー「結婚と恋愛はやっぱり違うものなのかもしれない」
──樹という女性は、自立して充実した人生を送っているように見られがちですが、本当は寂しかったりモヤモヤしていたりします。でも年齢を重ねるにつれ、本音を素直に伝えることができなくなってしまった……。そういう、ちょっとこじらせてしまっている女性って、男性にはどのように映るんでしょう? 小池「樹のような女性ってバリバリ戦っている、みたいな印象がありますよね。それだけにふとしたときに吐く弱音とか見えたりすると、また印象が変わってくるのかなって。ギャップって言うんでしょうか。仕事ではあんなにバリバリやっていたのに、2人になったときとかに違う一面を出されたりすると、ちょっとドキッとするのかなあとは思いますね」 櫻井「同感ですね。実際、ドラマの中では樹さんの弱さみたいなものがすごく描かれていて。それがお酒を飲んだときとか、寝てるときとかに出てくるわけなんですけど、僕は共演していて、そういうところが何か人間らしくて魅力的だなあと思ったので。実際に樹さんみたいな女性がいたら……、それはキュンとするんじゃないかなって思います」
FODオリジナルドラマ『愛してるって、言いたい』(全10話)
上田樹(安達祐実)は薬剤師として働く39歳、独身。仕事は充実しているが、長年付き合っている医師の沢田真和(吉沢悠)は他の女性と婚約。そのモヤモヤをぶつけることも、沢田を責めることもできず、苦しい日々を送っていた。そんなある日、飲み会の帰りに年下男性の松重瑛斗(櫻井海音)と知り合う。瑛斗にマンションの1室を間借りさせてほしいと頼まれ、現状を変えたいという思いから同居生活を始めることに。さらに取引先のMRである佐藤航平(小池徹平)と出会い、真っすぐな愛と優しさで安心感を与えられ……。本当の意味での自分の幸せや、誰かに愛されることの大切さに気付き、樹の中で何かが変わり始めていく……。原作は今村リリィの同タイトル漫画。3月15日(金)よりFODにて順次配信中。
PROFILE
書き手 山本奈緒子 Naoko Yamamoto 放送局勤務を経て、フリーライターに。「VOCE」をはじめ、「ViVi」や「with」といった女性誌、週刊誌やWEBマガジンで、タレントインタビュー記事を手がける。また女性の生き方や様々な流行事象を分析した署名記事は、多くの共感を集める。 撮影/楠本隆貴 取材・文/山本奈緒子 Edited by 渕 祐貴
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