SHOEI「EX-ZERO」に新色マットブルーが追加! 3月発売で全6色に
オフロードスタイルのクラシカルシリーズ
プレミアムヘルメットを開発・販売するSHOEIのクラシカルフルフェイスヘルメット『EX-ZERO(イーエックスゼロ)』に、新色のマットラグナブルーが追加される。これにより同モデルの単色系カラーラインナップは全6色となった。発売予定は2024年3月となっている。 【写真】SHOEI「EX-ZERO」全6色のカラーバリエーション
深みのあるマットブルーはシックなアクセントカラーだ
EX-ZEROに新しくラインナップされるマットラグナブルーは、鮮やかな色味ながらもつや消しにしたことで、さわやかな夏の海を感じさせつつも、落ち着きと深みのあるブルーとなっているのが印象的だ。 ラグナ(laguna)とはラテン語やスペイン語で池や小さな湖を意味する単語で、英語ではラグーン(lagoon)となり砂州や珊瑚礁に囲まれた浅い海域、あるいは潟湖などのことをいう。 光の当たり具合によってブルーの深みが変わるところは、ポリネシアあたりの珊瑚礁に囲まれたラグーンを思わせる。バイクやウエアがモノトーン主体なら、赤や黄などとは違ったシックなアクセントカラーになるはずだ。 EX-ZEROは、オフロードスタイルを採用したクラシカルシリーズのモデルだ。大きく前方へ張り出したフェイスガードに、左右に3本ずつ配置された縦長のエアベンチレーションが備わり、防護性能や激しいライディングでも呼吸しやすい快適性のみならず、デザインアクセントとしてEX-ZEROの個性となっている。オフロードスタイルではあるが、スクランブラーはもちろんのこと、ハーレーやカフェレーサーにもよく似合うルックスで、とくにカスタム車との相性は抜群だ。 SHOEIが’80年代に販売していたEXシリーズを再現したEX-ZEROは、帽体にベンチレーションやエアロパーツをいっさい持たない、シンプルな球面とダックテールシェイプが美しくスタイリッシュだ。 帽体素材はAIMで、強靭なガラス繊維をベースとして、3次元形状の有機繊維を複合積層したもの。高剛性と軽量化を両立したSHOEI独自の帽体構造だ。 フェイスガードとの密閉性はないものの、バイザー状の内蔵シールド『CJ-3シールド』を装備しており、プリセットレバーを調整することでシールド下端位置を3段階に設定できる。標準装備はクリアだが、オプションにはダークスモーク、イエロー、ゴールド、シルバーの4色を揃えており、好みや用途に応じてカスタマイズ可能。また、シールドを使わずゴーグルを装着することもできるので、多彩なアレンジを楽しむことができる。 また、もうひとつのオプションにクラシカルな専用サンバイザー『V-480バイザー』が用意される。装着は3カ所ドットボタンをはめるだけと簡単で、バイクやウエアのスタイル、あるいはその日の気分次第で手軽に着脱できる。 内装システムは着脱式としているほか、万が一の事態で第三者がヘルメットを外しやすい『E.Q.R.S.』も装備。スタイルこそクラシカルだが、SHOEIの最新テクノロジーもしっかりと盛り込まれる。ファッションだけのヘルメットは作らない、SHOEIらしい企業理念を体現したモデルなのだ。 なお、オプションパーツとリペア用パーツは、’24年3月以降価格改定が予定されているので、既存ユーザーはチェックしておこう。