工藤遥主演×金子由里奈脚本のイヤードラマ『鹿の置物』配信 円井わん、新谷ゆづみら共演
工藤遥が主演を務め、金子由里奈が脚本を手がけたイヤードラマ『鹿の置物』が、NUMAにて全5話一挙配信された。 【写真】円井わん、新谷ゆづみらの集合写真 本作は、映画『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』で第15回TAMA映画賞最優秀新進監督賞を受賞した金子が書き下ろしたイヤードラマ。 物語の主人公は、プラスチックでできた寄り添っている2匹の鹿の置物。人々や世界の話を長い間聞いていたので、発声はできないけど、言葉を話すことができる。ある時代には、「ご自由にどうぞ」と道に置かれたり、同棲していたカップルの部屋に4年間置かれたり、別れと同時にリサイクルショップに出され、ある大学の映画部の部室に移動したり、またリサイクルショップに戻ったり……。何年、何十年もいろいろな人の元に渡った鹿の置物から見たさまざまな場所や人を描く人間ドラマだ。 主人公・鹿の置物を演じるのは、2018年より女優活動をスタートし、主演映画『のぼる小寺さん』、ドラマ『ロマンス暴風域』(MBS)などの工藤。そのほか、『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』の円井わん、『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』にも出演した新谷ゆづみ、岩瀬亮、岡部ひろきが共演に名を連ねる。また、金子と共同で『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』の脚本を手がけ、演劇ユニット「コンプソンズ」を主宰する金子鈴幸も出演する。 【コメント】 ●金子由里奈 部屋を見渡してみたら何か物と目が合いませんか? 棚に置かれた本、時計、ぬいぐるみ。ありとあらゆる物たち。そこに宿る記憶を紐解く手がかりにこの物語がなったらいいなと思います。 ●工藤遥 幾度となく読み返したくなる台本で、人でもなく、動物でもなく、“鹿の置物”という無機質な存在を演じるのは、未知の体験でした。家にある、一つ一つの“モノ”への見方が変わるような気がしています。何気ない瞬間のお供になればと、思っています。
リアルサウンド編集部