初V神戸と並んでベストイレブンに最多4人!浦和の堅守は大迫勇也にとっても鮮烈イメージ「守り方を知ってる。嫌な相手」
ACLのアウェー遠征と重なり、アウォーズは欠席
Jリーグは12月5日、横浜アリーナで「2023 Jリーグアウォーズ」を開催。今季のベストイレブンを発表した。 【PHOTO】シーズンを締めくくるJリーグアウォーズ。最優秀選手賞は得点王とダブル受賞の半端ないエース! 興味深いのは、初優勝したヴィッセル神戸とともに、4位の浦和レッズから最多の4人が選出された点だ。リーグ最少失点(27)が高く評価されたようで、守備的な選手が名を揃えた。 是非とも晴れ舞台で、彼らの喜びの声を聞きたいところだったが、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のアウェー遠征と重なってしまい、Jリーグアウォーズは欠席。それぞれ文書を通じて、次のようにメッセージを発信した。 GK西川周作 「この度は 2023Jリーグベストイレブンに選ばれたことを大変嬉しく思っています。ジョアン・ミレッGK コーチをはじめ、GK チームのみんなでやってきた取り組みが一つの形となったと感じています。いつも一緒に闘ってくれた彼らに心から感謝しています。みんなの成果だと思います。そして最少失点を成し遂げられたのも、チームメイトみんながハードワークしてくれた結果です。ありがとう。僕たちはこれから ACL、そしてクラブワールドカップとまだまだ世界との闘いが続きます。ファン・サポーターのみなさんと一緒に最後まで全力で闘いますので、応援よろしくお願いします」 DFマリウス・ホイブラーテン 「ベストイレブンに選んでくださり、ありがとうございます。この賞をいただくことができて、すごく光栄です。良いシーズンだったと思いますし、チームのみんなのおかげでこの賞が獲れたと思っています。そしてクラブも常に期待し、起用してくれてありがとうございます。まだ ACLとクラブワールドカップが残っていますので、最後まで強く闘っていきたいと思います。ありがとうございます」
「堅いなと。素直に思いましたね。宏樹をはじめ…」
DFアレクサンダー・ショルツ 「ベストイレブンに選んでいただき、とても光栄に感じています。昨年はベンチ(優秀選手のみ受賞)でしたし、良い選手がたくさんいるので競争率が高いということが分かっていました。なので私に票を入れてくれた全ての方たちに感謝しております。私は常にベストを尽くしてきました。右サイドでもプレーしましたし、全体的に良いシーズンだったと思います。今一度感謝をしたいと思います。我々には ACL、クラブワールドカップとまだ目標があります。最後まで頑張っていきたいと思います」 MF伊藤敦樹 「この度はベストイレブンに選出いただき、ありがとうございます。この賞は、自分ひとりの力だけでなく、監督、コーチングスタッフ、チームメイト、ファン・サポーター、応援してくれている全ての人たちのおかげで獲れたと思います。非常に嬉しく思います。チームとしては、まだ ACLとクラブワールドカップがあるので、まずACL のハノイ戦、しっかり勝って、予選突破に望みを繋げたいと思います。クラブワールドカップでは、チャレンジャーとして精いっぱい頑張ります」 ちなみにMVP、得点王、ベストイレブンに選ばれ、個人3冠を達成した大迫勇也がアウォーズ当日に行なわれた会見で、浦和の堅守に言及。こう語っている。 「堅いなと。素直に思いましたね。守り方を知ってる選手が揃っていましたし、(酒井)宏樹をはじめ経験ある選手も多かったので、嫌な相手ではありましたね」 大迫らタレントを揃え、悲願のJ1制覇を果たした神戸とともに、屈強な守備陣を誇る浦和もまた2023年のJリーグを彩った。 取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)