土地の取り引きなどに利用される大分県の地価調査の結果が発表されました。 商業地は、平均変動率が３３年ぶりに上昇に転じました。 （下野記者） 「人気観光地・別府市鉄輪が近くにあるここ九州横断道路沿いではコロナ禍を抜けて交通量も増えてきましたそんな中、商業地の変動率が最も高くなったのがこちらの店舗の土地です」 前年の土地価格と比べた変動率の平均が１９９１年以来、３３年ぶりに上昇に転じた商業地。 中でも、別府市の国道５００号、通称・九州横断道路沿いの土地が割合として最も高く、前年よりも５．３％アップしました。 鉄輪エリアを訪れる観光客が大幅に増え、交通量も増加したことが背景にあるということです。 そのほか、宿泊客が戻ってきた由布市などでも地価の上昇がみられています。 地価調査は、大分県が不動産鑑定士協会に委託し毎年７月に実施していて、住宅地や商業地など県内３０３地点が対象です。 土地の取り引き価格や固定資産税などの評価の基準となります。 商業地の平均価格は１平方メートル当たり５万５９００円で変動率は０．１％上昇しました。 最高価格は大分市東大道の４２万２０００円です。 一方、住宅地の平均価格は１平方メートル当たり２万７０００円と７年連続で上昇し、変動率も０．８％上がっています。 最高価格は大分市金池南の１６万３０００円です。